LIGHT SKETCH | |||||
Escape(エスケープ) 海に程近く運河にも隣接する建物。オーナーは週末ごと都会の喧騒からのがれてこの別荘兼ゲストハウスにやってきます。 ロケーションとの一体感こそがこの建築のポイントであることは明らかでした。 海へ通じる運河、プール、中庭的に回廊の中央に位置する水盤、潮風とともに常に水を感じることのできる空間として設計されていました。 デザインワークに決まりはありませんが、私はこのゾーニング作業が好きですし大切にしています。 ゾーニングはプロット作業ほど厳密ではないですが、以下のような点で有効なデザイン的アプローチといえると思います。 ・空間を立体的に読み込みながら、設計者とコンセプトを共有するための欠かせないプロセス。 ・手を動かしながら、ナラティブな照明コンセプトとともにイメージをさぐってゆくことがます。 ・シークエンスにそって、明るさだけでなく暗さをレイアウト。 ・着彩した画を描くことで設計者、施主とイメージを共有しやすくなります。 まさにデザインのエッセンスはこのときに創られると思います。 ■現場での最終調整、フォーカシング作業■ スポット照明のあて込みや、調光のシーン設定などを行います。プランどおりに照明が出来ているかひとつひとつ確認していきます。 屋外と内部空間の連続性がきちんと確保されているのがわかります? プールと水盤に挟まれたリビングは、夜間は水の上に浮いているような気分です。
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| 2011-03-11 04:25
| デザイナーのお仕事
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