LIGHT SKETCH | |||||
BRAUN BNE001K 先日、BNE001Kという電卓を買いました。いまさら 電卓なんてと思われるかとおもいますが、これは1987年にBRAUNから発売された「ET66」というCalculater の復刻版です。 プロダクトデザインというものが確立したのは、20世紀になってからのことです。アーツ・アンド・クラフツ運動によって職人技や工芸的な世界から、デザインという概念がうまれました。1920年代になるとドイツにBAUHAUSが設立され、大衆にむけて大量生産、大量消費される工業製品のためのデザイン、いわゆるプロダクトデザインが始まったのです。 ディーター・ラムスという人がいます。1932年ドイツ、ヴィースバーデンにうまれた彼は世界的に有名なプロダクトデザインの一人者であり、BRAUNのデザイン部門のディレクターとして様々なプロダクトの名品を世界に送り出しました。 ラムスの経歴は、すなわちプロダクトデザインの黎明期から確固たるクリエイションとして定着するまでの歴史と言えると思います。 「SK4」1957年 その美しさから「白雪姫の棺」とよばれた Appleのジョナサン・アイヴも影響を受けたという、ラムスの作品たち。「T3」ラジオは、後のi-Podの原型ともいわれています。 ところで、前述の「ET66」の復刻版によって、私はラムスの作品を直接手にすることができたのです。 ラムスが、自らのデザインアプローチについて語った言葉があります。「Less,but Better」機能主義をベースにした ラムスらしい言葉です。
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| 2013-10-20 04:04
| Tea Time
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