LIGHT SKETCH

Milano Salone 2019 Ⅰ

■ Euro Luche ■

照明の世界に身を置く者にとって、デザインや技術のトレンドを知るうえで最も有名な展示イベントは、フランクフルトで開かれる Light & Build イタリアのミラノで開かれる世界最大規模のインテリアの見本市「Salone del Mmibile.Milano ミラノ国際家具見本市」で、その中でも2年に1回のEuro Luche(ユーロルーチェ)はインテリア照明のイベントとしては最も知られたイベントです。
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会場となるFiera Milano Rho(設計:Massimiliano Fuksas)は、2005年にアルファロメオの工場跡地に建てられた施設で
中央を貫くコリドーの両サイドに8つのパビリオンを擁しています。コリドーは上下2段の二階建てになっており、波うつガラスの屋根のおかげで、天候に左右されることなく展示を見て回れるように、なっています。

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LED光源が一般化し技術的にもある程度安定してきているせいか、奇抜なデザインを試みたプロトタイプ的なものは鳴りを潜めた感が強かった今年でした。ある程度デザインの傾向は絞られてはいましたが、企業ごとの製造技術や考え方に違いがみられ、超有名企業でも「モノづくりが迷走しているな」と思わせるところもあれば、全く知られていなかったメーカーなのに独自のノウハウや高い製造技術を感じさせる企業など、今後のトレンドの一端を担いそうな要素は見ることができました。
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ミラノサローネは照明以上に家具・インテリアの見本市として有名です。インテリアブランドの展示ブースの規模とお金のかけ方は半端ではありません。ここでは写真を載せませんがMinottiPoliformのブースはとても仮設展示とは思えないコストの掛け方でした。
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FLOSやLouis Poulsenは ユーロルーチェの会場ではなく、家具のB&B ITALIAのデザインホールディングスとして家具の展示会場での大規模な展示を行いました。
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写真は全体のごく一部です。クラシックなシャンデリアやベネチアン・ガラスをつかった手仕事の技をつかったものや、アウトドア照明などの機能性を求められる製品をつくるメーカーまで多種多様で2日程度では全て見切れるものでは無く。
連日20000歩ほど歩き回って、主だったところをチェックする感じです。










by l-tag | 2019-06-08 02:48 | 照明見聞録
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